喪中にお宮参りは問題無いのか? 差し控えた方がよい?
お子さんが誕生して、幸せな雰囲気につつまれている中
親族に不幸があった、、
なんてことも起こり得ます。
そんな時に、お祝いごととしてのお宮参りには行っても良いのでしょうか?
親族に失礼の無いようにしたい。大切な行事は間違いのないように行いたい。
そう思う方も多いと思います。
今回は、喪中期間の神社へのお宮参りについての説明をしたいと思います。
お宮参り
まず、お宮参りとはどんな行事なのかを知っておきましょう。
お宮参りは、生まれたばかりの赤ちゃんの誕生を祝い、健やかに成長してくれるようにとお祈りする行事です。
それぞれの土地にある、守神とされている神社へ赤ちゃんを連れて行ってお参りをします。
時期は、絶対にいつというのは決まっていませんが誕生から約一ヵ月というのが通例とされています。
しかし、お父さん・お母さん・赤ちゃんの体調をみて万全を整えて行くのが良いでしょう。
そしてお天気も、雨や曇りの日よりお日様の出ている日が好ましいとされています。
喪中期間にお宮参りしても大丈夫?
「喪中の期間は、縁起が悪いから神社へ行ってはいけない、お祝い事をしてはいけない」
というようなことを聞いたことはありませんか?
確かに親族に不幸があった場合、50日間は神社へ行くことを避けたほうが良いとされています。
これは、神道において人の死を「けがれ」として捉えるため。
この50日という期間は喪中期間のなかでも「忌中」と呼ばれます。
忌中とは、亡くなった人の死を悼み、慎むために社交的な行動やお祝いごとを一定の期間しないようにするのです。
もし、お宮参りの予定を立てていたとしても忌中の50日間は避けて、それが過ぎてから行くようにしましょう。
生まれてきた赤ちゃんの、一度きりの大切なお祝いごとです。
忌中後にお宮参りへ行った際は、お参りさせて頂いた感謝の気持ちを神様に伝え、赤ちゃんの健やかな成長をお祈りしましょう。
お姑さんの参加
お子さんのお祝い事などで、ご実家や義理のご両親に参加してもらうか悩むこともあると思います。
もちろん沢山の人にお祝いしてもらうのは良いことですし、写真などは後に残るのでお宮参りにも参加してもらいたい方が多いです。
しかし中には、「お姑さんとの関係が面倒くさい」「口だしされるのが嫌」という方も居るでしょう。
それもご親戚の不幸が重なったりした場合は、お互いに気を使わなくてはなりません。
お宮参りは、基本的にお子さんがメインのお祝い行事です。
幸せな気持ちで楽しくお宮参りをするために、お子さんとご両親のみで済ませてしまうのも一つの手段でしょう。
人の代わりに参拝しても良いの?
身の回りのお世話になっている方がご親族に不幸のため、妊娠または出産をされても当分の間は神社へ参拝に行けない場合はどうすれば良いのでしょうか。
あなたが出来る3つの方法をご紹介します。
①ご本人に代わり、安産または健やかな成長をお祀りする。
神様は、人のために働く人が大好きです。そのため、人のためにお祈りすることも可能です。
②お世話になっている方には、忌中期間の50日が過ぎてから旦那様と一緒にお宮参りへ行くことをお勧めする。
忌中期間が過ぎて、心を改めることができる時期になったらお宮参りに行けるということをお伝えしましょう。
③お宮参りではなく、安産祈願であればお寺でも大丈夫なので、お寺で祈願。
子安大師などの安産祈願をして頂けるお寺ならば、ご本人がお参りすることができます。
誰にとっても大切な、お宮参り。
ご親族の不幸も、それと同じように真剣に向き合わなくてはならないですね。
もしも、お宮参りの時期にご不幸があった場合も慌てずに忌中期間を経て、改めてお子さんの成長をお祈りできるように準備できるようにすると良いでしょう。
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