ヘルパンギーナと手足口病の違いは何? うつったり大人に感染したりするの?
8月になって本格的な暑さが到来すると、当然プールへ行きたくなりますよね。
夏休みも始まり、お子さんも大人もウキウキしていることでしょう。しかし、沢山の人が訪れるプールで感染症があるということはご存知ですか?
ここでは、代表的な夏風邪とされている「ヘルパンギーナ」と「手足口病」の違いと大人への感染があるのかについてご紹介します。
ヘルパンギーナと手足口病のそれぞれの特徴
ヘルパンギーナ
・38℃~40℃の高熱
・喉の痛み
・食欲低下
ヘルパンギーナという名前の由来は、「ヘルペス(水泡)」と「アンギーナ(痛み)」です。
喉の奥がひどく痛み、水泡ができます。のどが痛むのは、その水泡が破れた時に粘膜がむき出しになるためです。
そのせいでごはんを食べたり飲み物を飲むことが困難となり、栄養失調や脱水症を引き起こす可能性もあるのです。
普通の風邪との見分け方は、鼻水や咳が出ないこと。その場合は、なるべく早く医師に診てもらう必要があります。
手足口病
・高くても38℃の熱
・手足の裏やおしりなどに水疱性の発疹
引用 笑顔が好き
ヘルパンギーナとは異なり、高熱が出ることはあまりありません。そして、長くても2日で下がるのが一般的です。のどの痛みはなく、名の通り手や足に発疹がみられます。
お友達や大人への感染について
どちらの病気も6歳以下の乳幼児に多く、幼児から幼児の感染はくしゃみや唾液、便の中に排泄されたウイルスによって感染すると言われています。
特に幼稚園や保育園では乳幼児どうしでの接触が多いためどうしても集団発生してしまうことがあるのです。
ヘルパンギーナや手足口病の大人への感染は、ないと思っている人もたくさん居るようですが、実は大人にも感染することがあります。
大人が感染してしまうと39℃を超える高熱が続く可能性があり、重症化してしまうケースがあるので注意が必要です。
同時発症はありえるのか
プールでの感染が多いことや流行する時期がかぶることが理由で、ヘルパンギーナと手足口病が同時に併発してしまうことがあります。
一向に体調が良くならない場合は、同時もしくは続けて感染している可能性が高いです。
特に、小さいお子さんは症状がうまく説明できないことがあるので、お医者さんに説明ができるように大人がしっかりと観察をしてあげましょう。
予防のためにできること
・手洗いうがい
・換気
・タオルを使い分ける
・マスクの着用
・睡眠をしっかりとる
ヘルパンギーナも手足口病も、ウイルス感染症です。そのため、普段以上の手洗いうがい、換気を心掛けましょう。
また、部屋の中が乾燥しているとウイルスが舞ってします原因となります。
加湿器などを利用して部屋の乾燥対策をしっかりしてください。
猛暑のため、外を歩いているだけでも体力を消耗してしまいます。少しでも体調の不調を感じたら睡眠や水分をしっかりと取るようにし、ウイルスに負けない体を作りましょう。
手足口病に関しての詳しい情報はこちらをチェック
予防をしっかりとして、楽しい夏を過ごしましょう♪