エボラウイルスの消毒方法!! アルコールや石けんで消毒できるの?
世界的に流行が始まったエボラウイルス。「もし日本にエボラ出血熱が入ってきたら」そう考えると怖いですね。
今回はエボラウイルスの消毒方法についてご紹介したいと思います。
エボラ出血熱の感染源
エボラ出血熱は「空気感染や接触感染を起こさない」と厚生労働省から発表されています。
エボラウイルスの感染源となるのは患者の体液(血液、唾液、吐瀉物、排泄物など)です。これらが粘膜や傷口から体に入り込むことで感染します。
また、感染した患者や動物の死体も感染源となります。
エボラウイルスの消毒方法
エボラウイルスは身近にあるもので消毒することができます。
エボラウイルスの消毒に有効だと言われているものを下にまとめてみました。
- せっけんでの手洗い
- アルコールでの消毒
- 5分以上の煮沸消毒
- 60℃60分以上の加熱消毒
エボラウイルスは体内にたった数個入っただけでも感染してしまいます。消毒はかなりこまめに行わなければ意味がありません。
エボラ出血熱に効く薬はあるの?
アメリカで開発されたエボラ出血熱に対する薬品「ZMapp」は「効果があった」とされてはいるものの、投与と効果の因果関係がはっきりしていないのが現状です。さらに副作用などの安全性も確認されていません。
日本でも富士フィルムホールディングスが開発した「ファビピラビル」というインフルエンザ治療薬がエボラウイルスにも効果があることが確認されました。この薬は2014年10月21日よりギニアで臨床試験が開始されています。
これからアフリカに行きたい・帰りたいときには?
現在(2014年10月21日時点)ギニア、シエラレオネ、リベリアは渡航を延期するように外務省が呼びかけています。渡航延期だけでなく、これらの国に行くと帰れなくなる可能性もあるので気をつけましょう。
どうしても渡航する必要がある場合には渡航前に厚生労働省検疫所や外務省のホームページなどで状況を確認し、現地ではこまめな手洗い・患者や動物との接触を避ける等基本的な自衛策が必要です。
また、アフリカから帰国する際にはその旨を必ず検疫ブースの検疫官に告げ、指示に従うようにしましょう。万が一エボラの症状が見られた場合には、まずは電話で最寄の保健所に相談するようにしてください。
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