喪中のおせち料理や雑煮は食べていいの? 慎むべき?
喪中のときのお正月、非常識と思われない過ごし方がしたい。おせち料理やお雑煮など、お正月のイベントはしてもいいものなのでしょうか。
今回は喪中のときのお正月の過ごし方をご紹介します。
喪中のときのおせち料理は食べてもよい?
おせち料理は「祝いの膳」なので喪中のときには避けた方がよいと言われていますが、最近では四十九日を過ぎれば問題ないという考え方が一般的なようです。
四十九日を過ぎていなかったとしても、「祝いの膳」として食べるのではなければ差支えないとされています。重箱に入れず普通のお皿で食べたり、日中からお屠蘇を飲まないようにして日常の食事として食べると良いでしょう。
喪中のときのお雑煮は食べてもよい?
お雑煮はおせちと同じく、喜ばしいことを願う気持ちで食べるものです。そういった意味で、喪中のときもお雑煮は避けた方がよいと言われたりします。
これに関しても、「お祝い」として食べるのでなければ問題ないという考え方が一般的なようです。お祝いでなく、冬の味覚のひとつとして食べると良いでしょう。
喪中のときのお正月飾りはしてもよい?
これも「お祝い」にあたるものなので控えた方がよいと言われています。特に四十九日があけていないうちはやめておいた方がよいでしょう。
ただ、家族で楽しむ分には問題ありません。門松やしめ縄飾りなど外に見える大きなものを飾るのは避け、家の中で小さな飾りを置くくらいに留めておくと良いかと思います。
お祝いムードになり過ぎない程度の飾りにしておくと良いですね。
喪中のとき、お年玉はあげる?
お年玉は神様のお下がりを分け与えたものが起源と言われており、お祝いの行事ではありません。お祝いではないので喪中の際にお年玉をあげるのは問題ありませんが、お年玉がお祝いであると思われている方も多くいらっしゃるようです。
気になるようであればポチ袋の柄はお祝いムードのもの(紅白など)は避ける、またお年玉とは別の名目で「お小遣い」としてあげるという方法もあります。
喪中のときのお正月のあいさつ
喪中のときには年賀状を慎むように、人と会ったときの挨拶でも「新年おめでとうございます」というのは慎むのが通例です。
もし「おめでとう」と挨拶をされたときには、「おはようございます」や「こんにちは」など普段の挨拶と同じ挨拶を返せばよいでしょう。